ひつじさんはここがスゴイ

幻のサフォーク

サフォークとは羊の品種で、イギリス南部が原産地、サウスダウン種とノーフォーク種のかけ合わせ種なので、「サフォーク」と名付けられ、美味しい肉の品種として知られています。

ひつじと人間

羊と人間のこの8千年にわたる歴史の末、 今や羊は世界のいたるところで10億頭以上 飼われており、ひつじの肉、乳、毛、皮を利 用することで人間は文化を紡いできました。

羊肉はパワーフード

羊肉はヘルシーでダイエット効果が高いとして注目されています。その理由は羊肉に多く含まれるカルニチンと不飽和脂肪酸。ナイアシンが血行を促進、二日酔いにも効果大。亜鉛はスタミナの元となります。

羊肉の輸入量と国産

羊肉の輸入量は28.380t、国内で生産量は122.6t、国内需給率はなんと0.430%、殆どオーストラリア、ニュージーランドからの輸入に頼っています。

世界で一番食べられている

料理で世界をつなぐと、アジアからヨーロッパまで羊肉街道ができます。中華料理、モンゴル料理、インド料理、アラブ料理、トルコ料理、ギリシャ料理、イタリア料理、フランス料理と限りがありません。

羊の皮

羊皮紙は古代から文学や神聖な文書の筆写に使われてきました。

休耕地、守り隊

性格がおとなしいため、暴れたり大声で鳴いたりしない特性を持っています。機械を使ったり、薬を使わずに、休耕地を救う能力を持っていて、昔は、ゴルフ場の芝を管理していたのは羊達だったのです。

羊毛の保湿性

モンゴルの遊牧民の住居であるゲル(パオ)は、木のフレームに羊毛から作った大きなフェルト布で壁や屋根を覆って作られており、釘1本も使わずに組み立てられ、力学的にも合理的に考えられており、真冬の厳しい寒さの中でも内部はまきストーブ一つで快適に過ごすことができるのです。

羊の腸はガット弦に

遊牧民は生活に余裕が出てくると音楽を楽しみ楽器を作りました。
ガット=腸
ガット弦は元々羊の腸から作られていました。 ラケットのガットもそうなんですよ~。

サフォークの毛

弾力に富み、サラッとした肌触り、生きた繊維と言われ、水分を吸収し、撥水します。通気性がよく、フェルト化しずらいため布団には最高の素材です。その他、床ずれ防止の素材 じゅうたんやセーターなども作られています。

人類の発展は羊と共に

羊は外敵から身を守ってくれる「人」と共に生きることを決めました。人と羊の歴史は古く、何千年も前から、毛から糸を紡ぎ、衣服を手にし、肉やミルクなど食を頂き、毛から断熱材、じゅうたんなど、住む場所を頂き、そしてこの先も人は羊と共に歴史を作っていくのです。

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